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【ハイキネ】ボクテキ アーカイブス -HyperKinesis-Thiking-

心理学、鉱物、脳科学、芸術、恋愛学、書籍、人生論、生物多様性、サブカル、農業、ハンドメイド、ハーブ。そんな悪食なボクのブログ。

大いなる目標を立てると目標達成と心の平穏が手に入る

大きな目標でモチベーションを維持するとはどういうことか

みなさんは大いなる目標ってありますか?

例えば「世界平和」であったり、「友だち100人できるかな」だったり、まぁ人によってはイロイロ違いますよね。

 

よく啓発本でもこういった目標を高く設定することについては言及がありますが、そもそもちょっと叶わなさそうな夢を掲げるのに意味はあるのでしょうか?

 

実はあります!

 

難易度がある程度高いと集中しやすくなる 

まぁ確かに30過ぎて「宇宙飛行士になる!」となっても残念ながら時代が追いついていないので、それはちょっと変えた方がいいかもしれませんね。

あと「世界征服!」とかになると白い目で見られるのでやめておきましょう。

 

実現可能かどうかは置いておいて、理想を高く掲げるのは良いことだと思います。

フローの提唱者ミハイ・チクセントミハイも「できるかできないかの難易度で目標を掲げるとことでフロー状態を導きやすくする」と仰ってます。

 

荒れ狂う心を静める効果も

科学的な点はさておき、この高い目標をかなえるため以外にも活用する方法があります。それは、心の平静を保つためです。

 

ボクが最近あった心乱れる話なんですが、電車通勤の時間が約1時間あるので(これもどうにかしたいですが)、特に帰りの電車は息抜きとして動画を見たりゲームをしたりします。

 

このゲームがなかなか面白く、没頭状態になるので気がついたら最寄駅についているんですが、「負け」が続くとだんだんモヤモヤした気持ちになってきます。

 

1度や2度くらいであれば「まぁこんな日もあるよね」と軽やかにかわせるんですが、3度目以降連続でくると「・・・・おいおいおいおい」とザワザワしてきます。

 

さらに負けが続くと、つい課金ボタンに手が伸びそうになるくらい激情モードに入りますね。大人げない話ですが、大人げない大人がいるからゲーム会社って運営できるんですよね。

 

人間のザ・ビーストモードの原因は

ちょっとここで神の視点になって、荒れ狂うボクの脳内を見てみると、脳内ではドーパミンという物質がバンバン分泌されているようです。

このドーパミン、実はみなさんおなじみのホルモンなんですが、報酬系ホルモンとも呼ばれます。

 

例えば「このブランド欲しかったんだー」「あの子可愛い・・・彼女にしたいな」などなど、「何かが欲しい」という意志が芽生えたときに、それを後押しする「意欲」の元となる物質です。

 

このドーパミンのおかげで、小さな意志を後押しし、達成まで導くのがドーパミンの役目です。こうしてみると目標達成には必要な物質ですね。これがないと小さな意志は日常の雑念で消し飛んでしまいます。

 

ドーパミンのワナ

ただこのドーパミンには恐ろしい面があって、快楽物質ではないところと、それにも関わらず中毒性がある点です。

 

ドーパミンは「欲しい」という意欲を高めるだけで、「うれしい」という感覚には結び付きません。なので、欲しいものが手に入らなかった場合、達成感を味わえないので「物足りない」という飢餓感につながります

 

なので、今回のボクの脳内では「勝つ」という目標が獲得できず、ドーパミンだけが残ってしまったんので、大人げない大人の手段に出ようという意志に拍車がかかってしまったんです。これは実現できない欲求に対する回避行動でもあります。

 

失恋の時に感じる飢餓感や、ギャンブルで味わう屈辱感などの根源とも言えますので、いかに強力で中毒性が高いかは想像できると思います。

 

大いなる目標によるカーム(凪)の効果

さて、ドーパミンと大いなる目標がどう関係してくるのでしょうか?

答えはドーパミンの沈静化です。

 

人間の脳には原始的な反応を司る自律神経系と、理性的な判断を司る大脳新皮質があります。ドーパミンは自律神経系が管理しているので、意識的にコントロールはできません。「ドーパミンよ・・・止まれ!はっ!」とやってももちろん止まるわけありませんね。

 

そこで大脳の出番です。

大いなる目標を意識すると、理性が働き始めるので自律神経よりも優位な状態になります。そうするとドーパミンの分泌が少なくなっていき、あれま不思議と飢餓感がなくなります。

 

これは何もゲームだけの話ではなく、日常的にある敗北感、物足りなさ、など仏教でいわれる渇愛モードの時に特に有効です。

 

今回のボクの場合は、大いなる目標である「人間と自然とが共生できる里山的自然環境の研究」を思いうかべました。

 

するとゲームで負けて悔しがっている自分がすごく小さな存在に見え、しだいに「これはしょせんゲームであって、負けて何か損失があるわけではない。むしろこの1時間近くを没頭するほど集中させてくれたことに感謝しなければ」と思えるようになりました。

 

こんな具合に客観的な冷静さを取り戻すことができましたので、課金せずに済みましたよ。

 

目標を手段として使う発想

この大いなる目標については設定するときに気を付けなければいけないポイントがありますが、それはまた説明するとして、目標を手段として使うというのも結構有用です。

 

目標でドーパミンの嵐を乗り切る方法をご紹介しましたが、常に理性的な人間でいるためにも、ぜひみなさんにも実践していただきたいです!

 

人類がみんな理性的になれば、きっと世界平和もあり得るんでしょうね。